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イベントキャリアデザインセミナー
アゴス・ジャパン&アクシアム 共催セミナー 「私費留学者限定:20代MBA留学の意義・価値とキャリアを考える」2012.02.29
来る2月29日(水)、株式会社アゴス・ジャパンと株式会社アクシアム共同で「私費留学者限定:20代MBA留学の意義・価値とキャリアを考える」と題したセミナーを開催致します。
本セミナーでは、第1部として、私費でのMBA留学に興味を持っている、チャレンジしようとしている方々にとって避けて通ることのできない、「ジョブマーケットの最新現状」、「MBA留学の価値・意義」などについて、MBA留学者のキャリアを支援しているアクシアム代表 渡邊がお話しします。
また、引き続き第2部として、1984年より語学教育・留学指導に携わってきた、日本における留学進路指導の代表的存在であるアゴス・ジャパン代表取締役 横山匡氏とのパネルディスカッションを開催いたします。 特に、20代のビジネスパーソンで海外留学を志している方や、グローバルな舞台でのキャリアを目指している方々には、必見のセミナーです。
イベント内容
第1部:基調講演株式会社アクシアム 代表取締役社長 渡邊 光章
- キャリア市場が求めるMBA求人の多様性と傾向
ビジネスリーダー、グローバル人材としてのMBAへの期待と条件 - MBA留学の成功と失敗とは
MBA取得後のキャリア形成でなくてはならないものとは?
株式会社アゴス・ジャパン 代表取締役 横山 匡氏 × 渡邊 光章
- 今後のキャリア市場において成功する人材とMBA(学校)が求める人材について
- キャリア構築にむけて、今後取り組んでいただきたいこと
質問と回答
質問:今年35歳になるのですが、2013年度・1年制MBA留学準備中です。帰国後の就職がどれくらい実現の可能性があるのか伺いたいです。(30代/女性/2013年留学予定)
回答: そもそも労働市場では35歳以上に対しては、業種・職種に経験則を求めていますので、35歳以下のように、簡単に業種、職種を変えることは容易ではありません。残念ながら、業種・職種を自由奔放に変えることが出来るというほど、MBAに効力があるとまでは言えません。
また、過去のご経験にもよりますが、未来の展望が何かにもよってMBAの意味や価値は異なります。過去のMBAの方々を見ていて、大雑把に申し上げて、MBA卒業後に今までの職業経歴にかかわるキャリアの就く可能性は80%程度で、MBAによってまったく異なるチャンスにめぐり合うのは20%程度だと思います。MBA保有者でなければめぐりあわないチャンスというものがあることも確かです。
MBA取得後、いろいろな可能性があります。セミナーでもご説明したように選択肢は沢山あります。加えて申し上げれば、MBA留学は、卒業時の就職のみならず生涯にプラスとなるMBA留学を目指していただくのが良いと思います。将来何を実現されたいのか、それによってもお答えは異なります。展望が現職とあまりに乖離があるのであれば、実現可能性は低いというお答えになるかも知れませんし、展望が現職にもかかわるものであれば、実現可能性は高いと言えます。35歳以上から留学した方でも、キャリアチェンジに挑戦して成功した人は多数おられます。反対を押し切って留学するチャレンジの成功の確率については、様々な要素を加味して考えていくことができます。
質問:現在会社員ですが、ベンチャー起業を目指しております。MBAに行くことで知識・スキルが向上することは理解できますが、『キャリアに対する答え』は、“~をする為にベンチャーを起業したい”という答えで十分でしょうか?(20代/男性/留学時期未定)
質問が短くこれも回答が難しいのですが、2通りに解釈できます。
1つ目は、「出願時などのエッセイで、MBAと将来の起業をいかに意味付けるべきか?」と言うご質問、2つ目は「MBAに関係なく起業したいと言うだけでは目的にならず、何のために起業したいのかを説明しなければキャリアの目的にならないのか?」というご質問であろうと解釈して、(ご回答にならないかもしれませんが)それに関連することをお伝えしておきたいと思います。
出願時のエッセイにおけるObjectivesであってもStatement for Purposeであっても、いわゆる志望動機書と呼ばれる企業への応募のための志望動機書でも、「起業したい」は説得力のあるキャリアプランと言えません。単に「まだ本気で考えておらず、願望として思っているだけです」と自分で暴露しているようなものです。「出来る限り、具体的な課題や問題意識を提起して、その解決のために起業したい」というほうが説得力があるだけではなく、「本気でそうしたいのだろう」と読み手が思うでしょう。またMBAと起業はそれだけでは何の関連もありません。さらに言えばMBAだから経営者になるということななく、MBA取得後に何を為したかで、つながるものです。しかしMBAで学んだことや得たことを起業や経営に生かすことはできます。しっかりしたビジネススクールであればベンチャー企業がケーススタディーになる場合もあるでしょう。ベンチャーキャピタリストやベンチャー企業経営者が学校で話をしてくれることもあるでしょう。ベンチャー企業でのインターンシップや就労経験を得て、スタートアップベンチャーの苦しみも楽しみも体感し理解することもできるでしょう。卒業生がベンチャー起業家に多く、将来のネットワークが創りやすいこともあるでしょう。また、ベンチャー起業経験者やベンチャー企業経験者が同級生にいて資金調達成功や破たんしたといったの生々しい話を聞いたりすることもあるでしょう。
このようなMBAの環境の中で、起業後に役立つ力が養われれたり、考え方が得られるというほうが適当だと思います。起業はMBAでなくてもできますが、MBAでしっかり学ぶということは、先生のみならず学友との親交が、何よりキャリアの考え方を練磨し、起業後も時として精神的あるいはリアルなビジネス上でも支えてくれる絆となることが、MBAの最大の財産だと思います。
質問:
・最低でも30代前半くらいまでにMBAに行かないと意味が薄れるか?
・リーダー向きの人間でなければ、入学・エッセイ・授業についていけないか?(20代/男性/留学時期未定)
一つずつお答えします。
・最低でも30代前半くらいまでにMBAに行かないと意味が薄れるか?
MBA取得の年齢によって、その意味に濃淡が起こるものではありません。MBAに限らず、新しいことを学ぶと言うことは年齢にかかわらず可能です(もちろん覚えが悪くなるというのはあるかもしれません)。しかしながら、MBAで学ぶだけではなく、MBAで学んだことを実践で使ってみる時間をキャリアの設計の中に組み込んでおく必要があります。32歳までにMBAを取得したとすれば、35歳まで3年間、MBAで得た知識やスキルを使って、形のある成果につなげることができます。キャリアの展望が、マネジャーや、企業経営を目指していると言うことであれば、少しでも若い間にMBA留学したほうが、MBA後、35歳に至るまでの期間(時間)を長くとることができます。そのために若い間に留学することを勧めています。キャリア形成の中で28歳から35歳はもっとも大事な年齢と言えます。
・リーダー向きの人間でなければ、入学・エッセイ・授業についていけないか?
採用側企業はリーダー候補を求めていると言えますが、MBA取得時にはまだリーダーとは言えません。企業は、MBA卒業生をリーダー候補として採用するだけで、採用後にリーダーとして実践を通じて、判断力、リーダーシップを鍛えてゆきます。しかしながら、リーダーの資質を選考過程で重視しているのでリーダーの資質がある人はMBA合格率も高く、就職にも有利とは言えませんが、その逆に、リーダー向きでない人は不利とまでは言い切れません。リーダーになるためにMBA教育があるのであって、最初からリーダーだけを選んでいるとは言えません。重視されていることは事実ですが、プロフェショナルを目指している人なども、リーダー候補同様に評価されえいるといえます。どのような人を「リーダー向きでない人」と想定されてご質問されているのか分かりませんが、リーダーシップという要素以外にも、評価される要素は他にも沢山あると思います。例えば、ずば抜けた経済学の知識と統計学がある、チームワーク、協調性が高い人、交渉力に長けた人、友人が世界中にいる人、若くして特異な経験をした人、寡黙でも洞察力がある人、営業マンとして抜群の実績を誇る人、今までリーダーシップの重要性に気づかなかったが経験によってリーダーシップに気づいたが、まだ自分にはリーダーシップが開発されていないと気付いた人、会計学をビジネススクールで極めたいと熱望した人。エンジニアとしてやってきただけの人など。実際、過去には、このような人がMBA留学し、今や立派な経営者やリーダーになっているケースを沢山筆者は知っています。
講演者/パネリスト 略歴
株式会社アゴス・ジャパン 代表取締役社長
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本イベントについてのお問い合わせは、下記連絡先までお願いいたします。
株式会社アクシアム イベント事務局
Email:event@axiom.co.jp