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イベントジョブフェア
海外大学院合格者ジョブフェア2008開催Report2008.06.19
過去15年間、MBAをはじめとする海外大学院卒業生のキャリア支援を行ってきたアクシアムでは、5月31日(土)、東京ステーションコンファレンス・サピアホール(丸の内)にて、本年度、私費で留学される方々を対象とした『海外大学院合格者 ジョブフェア 2008』を開催いたしました。
当日は、留学を目前に控えたMBA、MA、MS、LLMの合格者の皆さん約100名と、留学生の積極採用企業13社が参加。相互の情報交換、意見交換、ネットワークの構築が活発に行われました。
- A.T. カーニー株式会社
- GE
- 日本イーライリリー株式会社
- 楽天株式会社
- 日興シティグループ証券株式会社
- ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社
- UBS証券会社
- JPモルガン
- プロロジス
- 株式会社 ドリームインキュベータ
- シティバンク銀行株式会社
- アマゾン ジャパン株式会社
- アーンストアンドヤング・トランザクション・アドバイザリー・サービス株式会社
開催のご挨拶
株式会社アクシアム
代表取締役社長・キャリアコンサルタント/渡邊 光章
皆さん、本日はご来場いただきありがとうございます。夕方までの長丁場になりますが、これからの留学生活が有意義なものになるよう、スタッフ一同お手伝いしたいと思っています。
ジョブフェアの開催にあたって、3つのことを皆さんにお伝えしたいと思います。まず現在、海外へ留学する日本人の数は少なくなってきているといわれています。そのような状況の中で、いわゆる一般的な就職・採用フェアとしてではなく、もっとこれからの時代を見据えた人と企業の関わりを考え、作っていく場として、私たちはこのジョブフェアを企画・運営しています。本日は13社の国際的な企業にご賛同いただき、また約100名の海外大学院合格者の方々にお申し込みをいただくことができました。単なる就職といったことを超えた、企業と個人との出会いの一日としてご活用いただければ幸いです。
企業がどのような活動を戦略的に展開しているのか、また、どのような人物が企業の中で成果を出せるのか。それらを理解していただくと、きっと今後の留学生活のお役に立つと思います。皆さんの先輩にあたる昨年の参加者からは、「日本に進出している外資系企業がどんなことを考えて活動しているのか、留学前に知ることができて良かった」「企業が求めているものの実態を知り、勉強のポイントが分かった」というコメントをいただいています。
2つめですが、各国のビジネススクールには、欧米のみならず、中国・インドなどからの留学生が増えており、これから皆さんは世界中の学生と一緒に学ぶことになります。彼らから、日本について聞かれることもきっと多いでしょう。日本のビジネスシーンはどうなっているのか、アジアではいったいどうなのか等々。そこでは、日本人としての“contribution”が問われます。以前に比べ、そのような“contribution”がさらに重要になっており、「海外を知るため」だけに留学するという時代は終わりつつあるのではないでしょうか。ですからご自分なりの“contribution”を整理し、まとめておかれることをお勧めします。
3つめは、我々アクシアムが皆さんをサポートするのは、本日のジョブフェア一日限りではないということです。我々は今日から、お一人おひとりのキャリアを長期的にサポートして参ります。皆さんはこれから日本を離れるわけですが、常に日本の変化などの情報をお伝えできるよう、現地(海外)を訪問してセミナーを開かせていただき、また専任の担当コンサルタントがキャリアデザインのご支援をさせていただきます。
世界の中でどんな風に“contribution”できるか。そんなテーマと私の期待をお伝えしつつ、皆さんの留学のご成功をお祈りしています。
オープニング講演
皆さん、合格おめでとうございます。今日お集まりの方々は自ら学費を用意して留学される、いわゆる私費学生とのことですが、本当に素晴らしいことだと思います。
いま、日本のCEOたちと「日本が強くなるためにいったいどうしたらいいのか」という議論を始めています。これまでの日本的経営の長所を持ちつつ、新しいものを取り入れた「新日本型経営」「新日本流経営」とは、どのようなものなのか? あるいはそれを、どこで学ぶことができるのか? などと意見を闘わせています。そこでひとつの結論として達するのは、やはり、海外で経験を積むことの重要性です。企業にとって、海外で経験を積んだ人材は大変貴重です。ですが、特に日本の会社では、教育プログラムの問題や資金面の問題等から、なかなかグローバル人材を育てられない現状があります。
我々のような外資系企業にとっても、グローバル人材の育成・採用は重要な課題です。そもそも、グローバル人材のプールをもっともっと大きくしていかなければなりません。そのためには小中高から大学まで、日本の教育そのものを再考し、変えなければならないと話し合っています。
私自身は皆さんと違い、いわゆる企業派遣組でした。自ら決心をしたのではなく、当時在籍していた商社から進められて留学をしたのですが、正直に申し上げると「MBAや海外留学なんて本当に仕事に役に立つのか」と疑問に思い、あまり気乗りがしていませんでした。しかしながら「海外を見てくること、知らないものを見てくることは視野を広げることだ。人生にとってきっとプラスになる」と当時の上司に説得され、最終的には留学することにしました。
そうして渡米した際、飛行機から初めて見たアメリカ大陸は、土地の終わりが見えないほど広く、とにかく圧倒されたのを覚えています。もし戦前の日本人がこの光景を知っていたら、アメリカを相手に戦争をすることなど思いもしなかっただろう、と強烈な第一印象を持ちました。つまり世界を知ることは、様々な結論を出す際に非常に大事なんじゃないかと感じたのです。
質問ができない苦労
私が留学中に一番困ったのは、クラスでとにかく質問ができなかったことです。アメリカの学校では、どんどん皆が手を挙げることによって授業が進んでいきます。私はなかなか手を挙げることができず、また、同じような考えを思いついていたとしても、いつも他の生徒に先を越されてしまうような状況でした。同じような能力があり、同じような発想ができていても、1秒の差で先に発言されてしまう。この差は、少しの違いのようでいて結構大きいものなのだと痛感しました。その差が生まれてしまう原因には、母国語の違いもあるでしょう。しかし、アメリカの生徒たちの「手を挙げながら考える」という姿勢そのものが、日本人である私とはまったく違い、差になって現れるのだと思いました。
質問ができないと授業に参加することができず、クラスメートにもリスペクトしてもらえません。ただ教授の言うことをノートにとっても面白いわけはなく、落ち込む日々が続きました。なんとか上手く質問したいと試みるのですが、なかなか上手くいきません。そこで私が考えた作戦は、クラスの中でとび抜けて良い質問をする同級生に目をつけ、彼の真似をすることでした。何故そんなに上手く意見を言えるのか、どのように考え、どのようなタイミングで発言しているのか…と彼を徹底的に分析したのです。これは、今でいえばロールモデルを設定する手法ですが、悩んだときにとても有効なやり方だと思います。そうして彼に注目し、分析し続けた結果、同じ状況の中では同じように考え、いつも発言できるとは限りませんが、彼と同じタイミングで同じレベルの質問ができるまでの自信も持てるまでになりました。
留学生活は長いように感じますが、私と同じ2年制プログラムの場合でも、夏休みがあり、また2年目には就職活動をする必要もあります。本当にあっという間に時間が過ぎるでしょう。そのようなテンポが速くハードな日々の中で、いったい何を学ぶべきか? 私の経験からいえば、「自分に何が足りないのか」「それは何故なのか」を常に考え、知ろうとすることが最も重要ではないかと思います。自分に足りないものに対する自覚があれば、その後、必ずそれを身につけることができます。留学は、自分に足りないものを知る、絶好の機会なのです。
帰国後に感じた、自分自身の変化
ビジネススクールを卒業後、私は元いた商社に戻ってグローバル事業を手がける部署に配属されました。そこで感じたのは、自分が大きく変わったということ。英語で颯爽と商談を行い、とても敵わないと思っていた先輩がそうでもなく感じたり、欧米人と交渉し彼らと対峙することをハンディキャップに感じなくなったり。欧米人の目を見てコミュニケーションができるといったような小さなことをひとつとっても、自分の感覚がまったく変わっていると気付きました。「留学なんて」と半信半疑だった留学前・留学中の気持ちから一転し、2年間の努力は決して無駄ではなかったとの手ごたえを感じることができました。
語学やコミュニケーションの面以外でも、自分の中の根本的な考えが変化したことにも気付かされました。私はどちらかというと控えめな性格で、元来あまり意見を言わないような性質。また、どちらかというとネガティブに考えがちな傾向がありました。しかし留学中に接したアメリカ人たちは、基本的にポジティブ。悪いところを直そうとするよりは、良いところを活かし、伸ばすことを考える文化でした。野球の指導法をとっても日本との違いがお分かりいただけると思います。日本的なものの捉え方と彼らの捉え方。その両方を知ることができたのは、その後何かを考え、発想の転換が必要になる際に、大いに役立ちました。
また、アメリカ人の考え方、特に“decision”のやり方は、日本とまったく異なっています。彼らは今ある情報で判断しようとします。リーダーは、今ある情報で結論を下します。一方、私もそうでしたが日本人は、全ての情報が集まるまで“decision”を待とうとします。両者のやり方に触れ、私はアメリカ式の“decision making”、またそのような文化が好きになりました。人間というものは、好きになれば自ずとそれを身につけようとするものです。留学経験を通じ、このような点でも私は大きく変わることができました。
リーダーとして成功している人を見てみると、彼らは様々な変革を起こすことができる人物といえます。変革を起こすリーダーになるためには、自分自身をまず変えなければなりません。そして、常に自分を変えていけるようになるには、若いときに自分を変えた体験をしていることが必要です。将来、会社あるいは社会に変革を起こすリーダーとなるため、若いうちに自分を変える経験をもつこと。この点でいえば、留学というのは非常に大きな変化の機会になるでしょう。
同じ土俵に立ち、どうすれば勝てるかを考え続ける
企業がグローバルリーダーたる人材を求めている現在、MBAの学位や留学経験は、就職の際のひとつのキーになりえます。世界の人間と勝負していくための「土俵」に上がりやすいことは、まず大きなアドバンテージです。その意味では、MBAや留学経験はキャリアにとって十分価値があるでしょう。ただそのアドバンテージは、土俵に上がった瞬間に消えてしまう性質のものであることも覚えていてください。そこから残るのは“自分”だけ。自分だけになったとき、留学生活の中で単位を取ること以外に何を学び、自分をどのように変え、成長することができたのかを問われることになるのです。
現在、メジャーリーグで活躍している日本人たちは、毎日アメリカ人と競争をして彼らに勝とうとしています。この発想の仕方が非常に大切なのではないでしょうか。私は留学から帰って元の会社へ戻り、その後GEに入社したわけですが、その時、アメリカに行ってアメリカ人と同じ土俵に立ち、同じように努力して評価され、勝ちたいと思いました。どうすれば彼らに勝てるのかと留学中の2年間も考えていましたし、今もずっと考えています。また、自分が彼らとどう違うのか? 逆に、違いを出していくために自分には何があるのかと考えています。このような発想を持つことこそ、重要だと思っています。
私が留学していた時代は、ビジネススクールへ留学する日本人はごくわずかでした。ハーバードでもせいぜい10人足らずで、中国やインドなどのアジア人全体と合わせても10%程度のもの。しかし、今はまったく状況が違います。私の母校であるカーネギーメロン大学では、生徒に占める外国人は半分にも上ります。まさにグローバリゼーションの時代である今は、アメリカ人のみならず、様々な国の人々と触れて彼らから学ぶことが非常に貴重な経験になると思います。
しかしながら、基本的にはアメリカはやはりビジネスの世界でもメジャーリーグといえるでしょう。アメリカの凄さ、アメリカがメジャーリーグであり続ける要因は、非常に優秀なリーダーがたくさんいる点に尽きると個人的には考えています。では、なぜ優秀なリーダーが数多く育つのでしょうか? 彼ら(特にアメリカの経済界)は「リーダーとは何か?」「リーダーシップとは何か?」を常に考えています。アジア人はとても勤勉で優秀ですが、それらをあまり考えることがないように感じます。そこから発想の違いが出てくるのでしょう。持論になりますが、リーダーとは、何かを決め、それを周囲の者にコミュニケートし、それを達成していくためのチーム作りをするもの。限られた範囲の情報の中で判断・意思決定し、必要な情報を適切に周囲の人間に伝え、コミュニケーションをとる。そして何らかのビジョンやゴールを明確に設定し、それを示す。さらには、その達成にむけて最適なチームを作り、チームを引っ張る。これこそがリーダーであり、マネジメントの果たすべき役割だと考えています。このやり方を学べるのも、留学の大きな価値だと感じています。
ここにいる皆さんは、ご自身のお金を投じて自ら留学を決めたからには、リーダーになるという気持ちをお持ちでしょうし、素質も十分にあると思います。日本を背負って立つためには、将来必ずリーダーにならなければなりません。それも優れたリーダーに。これからの留学にあたって、自分はリーダーになるのだと常に意識し、リーダーとなるためにどこを磨かねばならないのか、常に考え続けてください。そして自ら答えを出してください。1年後あるいは2年後帰国される皆さんに、大きな期待をしています。
Q&A
Q.1:留学中にロールモデルにされた同級生は、どんな方だったのですか?
A.1:細かい彼のプロファイルをお話してもしょうがないので…とにかく、自分に欠けているものは何かと突き詰めて考え、それを持っている人を探しました。欠けているものはプレゼンテーションのやり方なのか、質問の仕方なのか、ネットワーキングの力なのかなど。「自分は優秀だ」と自信満々の方もおられるかもしれませんが、自分に欠けているものを常に考え、場合によってはロールモデルを探して真似てみることは、自身の成長につながると思います。
Q.2:日本企業はMBAを評価しないという話も聞きますが、どうお考えですか?
A.2:日本企業はMBAをまったく評価しないのではなく、外部から採用する場合には評価するのだと思います。いま経営者が最も頭を悩ませているのは、海外に通用する人材の確保。その意味でMBAへのニーズは高いのですが、それを採用したり受け入れたりする会社のシステムに問題があるような気がします。しばしば経済同友会で、約1500人のCEOたちと色々な話をする機会がありますが、ニーズを持ってシステムを整備しようという企業は確実に増えています。きっと皆さんが帰国される1年後、あるいは2年後には、日本企業も変化していると思います。
Q.3:留学後は外資系企業の本体(ヘッドオフィス)で働き、活躍したいと思っているのですが、その際に大切なことは何ですか?
A.3:彼らのインサイダー、ファミリーになることです。自分が日本人だと思って、日本人の顔を見せていては到底ファミリーになれません。彼らの生活の中に入っていって自分たちと同じ感覚なんだという信頼を得て、仲間となることです。その際には、コアのビジネス・スキル以外のソーシャルな部分も、意外と大切になってきます。そのバリヤーをはずすことができ、かつ実力があれば、必ず皆さんは上がっていける力を持っています。
Q.4:グローバル化が進む中、日本企業の教育・人材育成に問題があるとおっしゃっておられましたが、どのように改善すべきとお考えですか?
A.4:まず、日本と欧米では、「解答がひとつの教育=覚える教育」と「解答がいくつもある教育=考える教育」という根本的な違いがあります。あくまで持論ですが、モノを考える力を養う教育体制は、基本的に日本にないと思います。考え、そして議論するというシステムに、どこかで転換していかなければなりません。そうしなければ自ら考え、個性を持つ人間は出てこないと感じています。
それから、大学から企業に入社する際の採用の仕方にも問題があると考えています。企業のニーズに応じた採用の仕方がもっとあってもいいのに、みな一律で、結果としてゼネラリストが多すぎることにつながっていると思います。逆に大学にも、もっと専門性を深める教育体制があってもいいのではと考えます。
企業プレゼン
JPモルガン
JPモルガンは、世界60ヵ国に営業拠点を持ち、1.6兆ドルの資産を持つ世界有数の総合金融機関です。日本においては、2008年4月末の時点で約1,500名のスタッフが業務に従事しております。
私が所属する東京オフィスの投資銀行本部は総勢100名を超える陣容です。主に「M&Aアドバイザリー」と「資金調達」の2つの業務を手がけているのですが、投資銀行業務の根本的なテーマは『株主価値の最大化』です。そのために様々な手法を駆使し、あらゆる側面からクライアントである企業に対してアドバイスを提供し案件を実行しております。
JPモルガンは日本においても豊富な実績を有しており、クロスボーダー案件のみならず国内案件でも高いM&Aアドバイザリー実績を誇っております。また、資金調達においても、昨年はソニー・フィナンシャル・ホールディングスのIPOにおいて主幹事を務めました。弊社のようにグローバルに拠点を有する投資銀行が活躍する機会は、日本において今後益々増加していくものと考えております。
世界中から優秀な人材が集うビジネススクールの卒業生は、我々にとって貴重な人的資源です。JPモルガンでは投資銀行部門の約半数のシニアバンカーがMBAホルダーであり、日本におけるビジネスにおいて強力なリーダーシップを発揮しています。「グローバルなスケールと視野・卓越したブランド」、「ビジネスの独創性と革新への意欲」、「各自に最適なキャリアパスの追及」、「多様な価値観とチームワークの結晶」、「キャリアを高める業務内容」、「最良の研修制度、能力開発プログラム」の6つが我々の成長を支える強みであり、MBAホルダーが活躍するのに最適な場所ではないかと考えています。
日本イーライリリー株式会社
日本イーライリリーは130年を越える歴史を持ち、約4万人の従業員を抱える世界で上位10位に入る製薬会社、米国イーライリリー社の日本法人です。多額の研究開発費を毎年投じており、研究開発を大変重視している会社です。2015年までに2700億円以上の売上の達成を掲げており、まさに成長の途中段階にあります。当然その過程では事業が拡大し、社員が増え、それらをマネージするポジションが多数必要となってきます。そこで本日ご参加の皆さんにも大きな期待を寄せています。我々はリーダーを育てることに、強いコミットメントを持っています。クロスファンクショナルな経験を積んでいただける人事・研修制度を整備しており、ゼネラル・マネージャーとして成長したいとお考えの優秀な方々のご参画を願っています。
私がMBA卒業後、イーライリリーでのキャリアを選んだ理由は3つあります。まず、MBAが活躍でき、働きやすい環境にあること。また、現在の製薬業界は大変ダイナミックなビジネスで、面白さがあること。そして手がける商品そのものが、患者さんを助けるものだということです。このような点で、大変やりがいを感じ、日々仕事をしています。これまでアメリカでのMR経験、同じくアメリカでのブランドマネジメントなど、国際的なアサインメントも経験しました。イーライリリーは、優秀な人材には投資を惜しまない会社です。その分、責任も付与されますが、きっと充実して仕事がしていただける環境だと思います。
イーライリリーには「STA(short-term global assignment)」という、グローバルプロジェクトに加わってスキル・経験を積める制度があります。私は2006年に約7ヵ月間イギリスに赴任し、日本・イギリス・スペインの3ヵ国が共同で行うCRM活動のプロジェクトに参加しました。このようなチャレンジングな機会が与えられ、その中で成長できることは皆さんにとっても価値があり、魅力的なものだと思います。
株式会社 ドリームインキュベータ
我々は「戦略コンサルティング」×「経営」×「投資」という、世界初のビジネスモデルに挑んでいる、いわばハイブリッド・ファームです。ベンチャーから大企業まで様々な成長ステージの戦略を手がけ、自らも経営し、投資も行うという我々の事業は、多様な環境で能力を発揮されたい方にとって、とても面白い進路だと感じていただけるのではないでしょうか。
我々が目指すのは、「未来のホンダやソニーを100社創出すること」です。ソニー、ホンダは生まれているのか? 日米の時価総額上位100社を創業年代別に比較してみると、今の日本経済は老舗企業や戦後復興組に大きく依存していることがわかります。今でもAmazonやGoogleなどのエクセレントカンパニーを継続的に輩出しているアメリカに比べ、日本の1950年代以降は先細り感が著しく、1980年以降では、米国発のヤフージャパンを除けば、ソフトバンクただ一社という状況です。果たしてこのままで良いのでしょうか。
我々の事業はまさに「明日の日本をつくる仕事」です。2000年にボストンコンサルティンググループの幹部を中心に創業し、まだ8年目という若い会社ですが、2002年に東証マザーズ上場、2005年には東証一部に昇格しました。昨年は成長著しいベトナムに現地法人も設立しました。これまでの実績としては、支援先ベンチャーのうち11社が株式を公開し、うち2社が東証一部へ昇格しています。わずか70名弱の“一部上場グローバルカンパニー”で、様々な分野のプロフェッショナルが活躍しています。
【1】人々の役に立つ【2】利益を創出する【3】成長する【4】分かち合う、という我々の社是に共感いただき、何よりも「明日の日本をつくろう」と言われて他人事に思わないという方は、ぜひ我々の門をたたいていただければと思います。
プロロジス
私は1996年にシカゴGSBを卒業してアメリカの投資銀行に勤務し、2002年にプロロジスに入りました。入社後は財務関連の業務を手がけ、現在はCFOという立場で業務を行っています。今でも痛感するのは、MBA留学中のケーススタディ、シュミレーションゲーム等で経験したことが、いま仕事をするにあたって本当に役立っているということ。世界中の人たちに提案し、協議する際の自分の糧になっていると思います。皆さん、ぜひとも躊躇することや遠慮することなくチャレンジし、素晴らしい留学経験を積んでください。
私たちプロロジスは、物流施設を専門に開発・所有・運営する不動産会社です。本社はアメリカのデンバーにあり、北米・ヨーロッパ・中国・韓国・インド等に物流施設を保有し、今後はロシアやブラジルといった地域にも展開しようとしています。私たちの特徴は、従来型の倉庫を超えた“先進的かつ高品質の物流施設・サービス”を世界主要都市に展開していること。つまり、六本木ヒルズや東京ミッドタウンのようなクラス感のある倉庫を提供したいと考えているのです。また、施設の開発後に物件の証券化を行い、自社が管理・運営を行う私募ファンドに売却し、そうして回収した資金使って次の開発を行うという独特のビジネスモデルを持っています。
オフィスもそうですが、これまで日本では自社で施設を所有するというスタイルが主流でした。しかしこの10年、流れは「所有から賃貸へ」と変わってきています。私たちはこの流れをビジネスチャンスとして捉え、今後も成長を加速させたいと考えています。
ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社
「バンドエイド」や「リーチ」等消費者向け製品でご存知の方が多いと思いますが、ジョンソン・エンド・ジョンソンは医薬品や医療機器が売上の約75%を占める「トータルヘルスケアカンパニー」です。年間の総売上高は約7兆円、約12万人もの社員を擁し、世界57ヶ国で事業展開する世界最大のヘルスケアカンパニーです。
ウォールストリートジャーナルの米企業好感度調査をはじめとする様々な企業ランキングにおいて、常に高い評価をいただいており、数字の上でも1932年以来75期連続で増収記録を更新するなど途切れることなく成長を続けている会社ですが、その長期成長を支えてきたのが、コアバリューである“Our Credo”と分社分権化経営の二つです。
“Our Credo”は、顧客、社員、地域社会、そして、株主という四つのステークホルダー(利害関係者)に対して私達が果たしていくべき責任を具体的に明示したもので、ジョンソン・エンド・ジョンソンの行動の拠り所です。特徴的なのは、米国の会社でありながら株主に対する責任を最後に謳っている点です。顧客第一で考え行動し、残りの責任をこの順序通り果たしてゆけば株主への責任は自ずと果たせるという信念をもっていますし、逆に、社会的責任を果たすことなくして、株主への責任は果たせないしビジネスの成長ものぞめない、というのが私達の考えです。
また、分社分権化経営という独自の経営手法により、小さなサイズに構成されたビジネスユニットに大きな権限を持たせ、環境変化へ迅速に対応でき、革新的なイノベーションをどこからでも起こしていけるという組織体制を実現しています。
私がMBA留学を経て、ジョンソン・エンド・ジョンソンでのキャリアを選択したのは、先に述べた魅力だけでなく、有能で魅力ある社員が多く、自らのロールモデルとなる人物を見つけることが出来る企業であるからです。また、私にとって何より大事だったのは、ヘルスケアビジネスでのキャリアを通じて、社会に貢献することが出来るという点でした。MBA留学をするというのは、留学する本人の頑張りがあってのことですが、いくら頑張っても、いくら才能があっても、諸々の条件をクリアできず、留学できない人達は数多くいます。ビジネススクールに留学出来ることは非常に恵まれたことであり、MBAで培ったアセットを社会に還元出来れば素晴らしいと私は考えます。皆さんは人生の約半分を占める仕事に何を選びますか?皆さんは留学で培ったアセットをどのように使いますか?是非、選択肢のひとつとして、ジョンソン・エンド・ジョンソンでのキャリアをお考えいただければと思います。
日興シティグループ証券株式会社
日興シティグループ証券は、日興コーディアルグループとシティグループの合弁会社として1999年に設立されたグローバル・インベストメントバンクです。シティグループの日本の中核拠点として、投資銀行業務、セールス・トレーディング業務、リサーチ業務などの金融サービスを提供しています。日本国内111店舗を有する日興コーディアル証券の顧客基盤=“Local Depth”とシティグループの世界100ヵ国以上のネットワーク=“Global Reach”が私たちの特徴であり、また最大の強みです。
2007年のトムソンファイナンシャルによるサムライ債のリーグテーブルでは首位を、また日本企業が関わるアドバイザリーランキング(M&A)では2位を獲得。世界の主要市場での卓越した実績により、お客様に優位性の高い多様な金融サービスを提供することが可能です。
日興シティグループ証券のビジネスは、「投資銀行本部」「市場営業本部」「エクイティ商品本部」「金融商品本部」「資本市場本部」「調査本部」から成りたっています。日本市場をはじめとし、グローバルな観点からあらゆるインダストリー・ニーズに応え、最適な戦略や財務に関するアドバイスを提供しています。
日興シティグループ証券では、内定者には、豊富な研修・人材育成メニューをご用意しています。特に世界中の社員が集まる入社後のニューヨーク研修は、グローバルなネットワークを広げる機会でもあります。その他、様々な研修プログラムが用意されており、プロフェッショナルとしてキャリアをスタートするための充実した制度が整っています。
シティバンク銀行株式会社
シティは世界100ヵ国以上に拠点を持ち、従業員数が約32万人という世界有数のグローバルな金融機関です。シティコープとトラベラーズグループの合併により1998年に発足し、当時は世界最大の金融コングロマリットが誕生したと評されました。
私たちは、日本において現地法人銀行及び銀行持株会社を設立することを発表し、昨年7月「シティバンク銀行」として業務を開始しました。これは、グローバルにおける成長戦略の一環として、日本での成長を重視しているあらわれといえます。また昨年、株式会社日興コーディアルグループ株式のTOBも成立。日興コーディアルグループの日本でのノウハウと、シティグループのグローバルな知識・経験をあわせ持つことで、競争の激しい日本の市場で日本を代表する金融サービス会社となることを目標としています。
主な事業は、個人のお客様への銀行業務を提供する「個人金融部門」と、グローバルに事業展開を行っている企業や外資系企業のお客様にサービスを提供する「法人金融部門」の2つです。「個人金融部門」では、貯蓄から投資へと変化しつつある顧客ニーズをビジネスチャンスとして捉え、今後も成長を狙っていく予定です。「法人金融部門」では、顧客基盤の拡大とグループ関連会社との連携強化による業務の拡充や、主要市場におけるジャパンデスクのネットワーク維持・構築などを戦略目標としています。
私は2000年にKelloggを卒業し、シティバンクに入社しました。その理由は、当時はどの銀行もまだ手付かずであったリテール・バンキング事業を戦略的成長分野として位置付けて、いち早く日本市場でもプレゼンスを確立していたシティの先見・革新性に魅力を感じ、自分で事業そのものを動かしていく手ごたえ、会社との一体感を求めたからです。卒業後の選択として、コンサルティング会社や投資銀行をお考えの皆さんも多いでしょう。私も実際、サマーインターンは世界的な某会社で行い、とても貴重で素晴らしい経験をしました。しかしながら、私自身はやはり第三者的な立場ではなく、戦略もその結果も自分に返ってくる仕事を選びました。シティには、上司にも同僚にも部下にも、素晴らしい人間が揃っています。ぜひシティでのキャリアもご検討いただければと思います。
A.T. カーニー株式会社
まず私たちのファームの特徴は、日本を代表するエクセレントカンパニーをクライアントとして、CEOアジェンダ(企業の最重要課題に関する、経営トップへの構想の提案と実行への落とし込み)についてコンサルティングを提供していることが挙げられます。つまり、戦略のWhat(提示)とHow(実行)について経営者と共に作り込んでいく仕事になります。
経営戦略コンサルティングに対するニーズは年々進化しています。「選択と集中」が課題であった時から、非連続な成長戦略の時代、そして成長持続を可能とするグローバルでの優位性の構築が求められる現在へ。「さすが!」と顧客をうならせる戦略提案ができていれば良かった時代は終わり、プラスαとして目に見える成果、あるいは専門性(深い洞察)、複合的な課題解決などが求められているのです。経営コンサルタントは、単なる雇われ参謀から、戦略実行のパートナーへとその役割が変わってきています。
創設者のアンドリュー・トーマス・カーニーが提唱し、現在も私たちが大切にしているキーワードがあります。それは「ESSENTIAL RIGHTNESS」です。クライアントにとっての本質的な解を考え抜き、それをクライアントに確信させ、彼らを実際に動かすこと。それがコンサルティングの成功にとって大事であると考えています。
私たちは「顧客企業の本質的な変革を実現し、顧客と社会の発展に大きく貢献する」「この志を持ったプロフェッショナルが集い、高め合い、喜び合う場を作る」というミッションを掲げています。日本のリーダー企業群が、世界の舞台で勝ち組として生き残り、光り輝く存在となることを支援したい。そのために、戦略の「構想」から「実行」まで、クライアントと共に考えて行動したい。その活動の中で、自分自身が成長すること目指す、高い志を持った方の参画を求めています。
1995年にジェフ・ベゾスがシアトルで創業したAmazon.comは、全世界において最も成功しているオンラインリテイラーの一つとして知られています。現在は本国のアメリカをはじめ、イギリス・ドイツ・フランス・日本・カナダ・中国向けのウェブサイトを運営し、書籍をはじめ様々な商品を揃えるまでに成長しました。私たちのミッションは「地球上で最も豊富なセレクションを提供すること」と「地球上で最もお客様を大切にする企業であること」です。Amazon.co.jpのサービス開始は2000年11月。本・洋書の取り扱いをかわきりに、現在は家電、CD、DVD、スポーツ用品、おもちゃ、化粧品など、合計一千万以上の品揃えを誇っています。
のビジネス戦略はとてもシンプルです。ジェフ・ベゾスがかつてレストランのナプキンに書いたコンセプト図がビジネスモデルの基盤となっており、その連鎖を、いかにスムーズに進めていくか。連鎖の過程でいかに改善をかけていくかということです。そして、顧客満足度を高めていくためのポイントとなるのが「低価格」「セレクション」「利便性」の3つだと考えています。
アマゾンで働く私たちの合言葉は「Work Hard, Have FUN, Make History!」。アマゾンでは、並外れて聡明で情熱的、かつ優秀な同僚たちから学び、共に働くことができます。ビジネスの成功を大きく左右するチャレンジングなプロジェクトに、直接かかわることもできます。また、新しいアイデアやビジネスの提案に貢献できる機会も与えられます。キャリアを築くさまざまなチャンスに恵まれていることも魅力です。そして、何より働くことが楽しい…それがアマゾンです。
急成長をしている環境で、プレイングマネージャーとしてビジネス全体をドライブするスキルを習得し、またその経験を積みたいとお考えの方。様々な製品を取り扱うリテール(小売業)と最先端のテクノロジーが融合した環境に興味があるという方は、ぜひアマゾンでのキャリアも検討していただきたいと思います。
アーンストアンドヤング・トランザクション・アドバイザリー・サービス株式会社
アーンストアンドヤング(E&Y)は、140ヶ国にまたがり13万人を超えるプロフェッショナルが監査・税務・各種取引支援において活躍し、世界的な規模でサービスを提供している世界4大監査ファームの1つです。日本では、国内最大級の会計事務所である新日本監査法人と提携し、関連会社を含めて数多くのプロフェッショナルが相互に連携。グループで一体となって会計・税務・ファイナンスなどの幅広いサービスを展開しています。現在、わたくしも所属するEYTASは約230名。M&Aアドバイザリー、トランザクションサポート、バリュエーション&ビジネス・モデリングなど8つのチームに分かれ、事業を行っています。
私が所属する「ヒューマンキャピタル」チームは、M&Aをコア領域とするEYTASの一部門であり、特にM&A時の人事デューデリジェンス及び人事制度統合において圧倒的な知見を有しています。対象会社の組織・人事面におけるリスク(年金・退職金などの財務上インパクトを及ぼすもの)の把握と定量化、合併時における組織・人事制度の統合支援など様々なサービスを提供しています。チームメンバーには外国人や海外留学経験者もおり、多様性と風通しのよさを持つ素晴らしい環境で働いています。
「トランザクション・インテグレーション」チームでは、M&A完了後の経営統合支援と、M&A最上流の基本戦略レビュー(M&A戦略策定を含む)を行っています。M&Aを終えた後、その企業価値を思うように高められない、あるいは落としてしまう企業が少なくありません。そのような問題意識から生まれたこの部署は、まだ設立2年であり、とてもチャレンジングな業務が多くあります。だからこそ、MBAで学んだスキルなどを存分に生かせ、かつ、M&Aに関する専門性を身につけることができる、非常に良い場だと思っています。
楽天株式会社
本日は、弊社社長・三木谷の講演を収録したDVDをお持ちしました。この中で三木谷は「なぜ楽天が成功しているのか」「海外事業の展開」「働くことの意義」などについて語っています。これから留学される皆さんにぜひお聴きいただき、今後の楽天の戦略やキャリアについて知っていただけたらと思います。
~代表取締役会長兼社長/三木谷 浩史 氏 講演DVDより~
なぜ我々、楽天は成功しえたのか。戦略・ビジョン・オペレーションも確かに良かったのでしょうが、何よりインターネット自体が世の中を変え、ショッピングを変えていく流れ(インターネット革命の流れ)に、しっかりとした船を作ったうえで乗れたことが大きかったと思っています。また、楽天市場が中小企業に今まで誰も与えられなかった可能性、様々な活動の場を提供できたことも大きかったと思います。革命はまだまだ終わりではありません。既存メディアはさらに衰退し、インターネットはどんどん伸び、金融機関もインターネットを通じてすべてのサービスを提供する時代がやって来ると考えています。
私は、日本はステップボードであり、日本発の世界No.1インターネットサービス企業を目指すことを志としています。日本人は世界に1億3000万人しかいません。しかも株式マーケットがある57ヵ国中、昨年は56番目の成長率でした。このことを考えると、世界の60億人をターゲットに商売をしていく必要があると考えています。また逆に、グローバルな競争力をつけていくことが、国内サービスの強化にも繋がると考えます。2010年までには27ヵ国に進出し、日本・アジア・アメリカ・ヨーロッパにおいて「楽天経済圏(すべての買物やサービスをネット経由で受けられる会員サービスを実現した世界)」モデルを確立したいと思っています。
楽天で働くメリットには、超成長フェーズで様々な体験ができることがあります。また、優秀な人材が集まっており、体系だった人事プログラムも用意されています。さらに楽天はいま、国際的な企業へ脱皮を図る時期にあり、大変面白い環境であると思います。
UBS証券会社
UBSは、スイスに本店をかまえ、8万人以上の従業員を抱える世界最大級の金融グループです。日本においては、1960年代半ばに営業拠点を開設。現在ではUBS証券会社、UBSグローバル・アセット・マネジメント株式会社、UBS銀行東京支店の3法人を通じて業務を行っています。UBS証券会社はUBSインベストメント・バンクの一員として投資銀行業務を行っております。私が在籍する東京オフィスの投資銀行本部には約150人が在籍しています。投資銀行業務のグローバル体制としては、約2000人のバンカーを世界中にバランスよく配置しているのも私たちの特徴です。
主要な部署は「投資銀行本部」「株式本部」「債券本部」の3つなのですが、資本市場の中核を担うべく、それぞれが活動をしています。グローバルでのM&Aアドバイザリー実績では、昨年度のM&Aバンク・オブ・ザ・イヤー(出典:アクイジションズ・マンスリー誌/Thomson)に選出されました。日本における実績では、今年、日本企業の米国企業買収として史上最大となる武田薬品工業による米ミレニアム・ファーマシューティカルズの買収における武田側単独財務アドバイザーを務めたこともあり、日本企業関連のM&Aリーグテーブルにて第一位(出典:トムソン・フィナンシャル/08年5月13日現在)となっています。
私はUBSの強みには、お客様との1対1の関係を真剣に捉えている点が挙げられると思います。シンプルで当たり前のことのようですが、これに勝るものはありません。例えばディールをクローズしようとする場合、相手の会社を動かし、様々な決断を共に下すことが必要です。そして会社を動かすためには、そこにいる“人”を動かさねばなりません。“人”というものを動かすのは1対1の関係性であり、私の仕事もこの関係性を構築する点に尽きると考えています。また、UBSでの仕事には、国境がありません。様々な壁を取り払い、混沌とした中でもプロとして仕事を進めていけるキャパシティが、求められる重要な資質ではないかと思います。
例年、6月初旬から8月中旬まで、約10週間のインターンシップ・プログラムが用意されていますので、興味をお持ちくださった方は、ぜひ問い合わせてみてください。
GE
GEの源は、発明家トーマス・エジソンが設立したエジソン・エレクトリック・ライト・カンパニー。現在は世界100ヶ国以上で金融・製造・メディアをカバーする6つの強力な事業「Infrastructure」「Industrial」「Healthcare」「Commercial Finance」「Consumer Finance」「NBC Universal」を展開しており、約30万人の従業員を擁しています。32年連続の増配、50年以上に渡る「トリプルA」評価を維持しており、世界からそれらの実績に対する高い評価をいただいています。日本における事業の歴史も古く、100年以上にわたり、日本はGEにとってアメリカ・イギリスに次ぐ世界3番目のマーケットとなっています。
GEは特に人材開発に力を入れており、教育研修プログラムへの年間投資額は1000億円以上。1956年には世界初の企業内ビジネス・スクールをアメリカ・クロントンビルに開設しました。そこは、GEの成長力と競争力を世界的に高める、学びの場となっています。
また、ビジネスリーダーの早期育成を目的とする独自のリーダーシップ・プログラムを持っていることも特徴です。営業・マーケティング分野の「ECLP」、リスク部門の「RMLP」、人事部門の「HRLP」、IT部門の「IMLP」、そして財務部門の「FMP」です。ビジネススクールでの勉強は、あくまで座学。せっかく2年間苦労して勉強をしても、使う機会のないままさびつかせては非常にもったいないことになると思います。GEは、(ある程度の)責任ある立場として、年齢にも性別にもとらわれることなく、その機会を提供することができます。
本日のセミナー冒頭で弊社の会長の藤森からも話しがあったとおり、変革を起こすリーダーになるには、できるだけ早くリーダーシップを発揮できる場に立ち、経験を積むことが重要です。留学で得られたものについて弊社を実践の場として使っていただき、ご自身のキャリアを発展させていただければと思います。
ジョブフェアに参加して~来場者の声~
- 各企業について、事前にほとんど勉強していなかったのですが、これを機にインターンシップや卒業後の進路につついて、真剣に考えたいと思いました。
- 企業の方とゆっくりとお話ができる環境があり、大変ためになりました。
- 長時間のイベントにはなりますが、得られたものも多かったと思います。
- 企業の方々、また同じ留学生ともお話ができ、これからのネットワーク作りに役立ちました。
- 各社のインターンシップ情報を知ることができるので、特に2年制の方には有益なイベントだと感じました。
- 出発前にキャリアを見つめ直す良い機会となりました。
- 気軽に参加でき、入手できる情報は大きいので、留学される方は参加されることをお勧めします。
留学前の貴重なお時間を使ってご参加いただき、ありがとうございました。 ご参加くださった皆さんのお声を大切にし、今後の運営に反映させていただきます。 今回の「ジョブフェア」が、少しでも皆さんのキャリア形成のお役に立ち、 展望を実現されることを願っています。 皆さんの留学生活が、より充実したものでありますようにお祈りしています!
株式会社アクシアム スタッフ一同
講演者/パネリスト 略歴
日本ゼネラル・エレクトリック株式会社会長
GE Money Asia プレジデント兼CEO
GEコンシューマー・ファイナンス株式会社 社長 兼 会長
藤森 義明(ふじもり よしあき)氏
1975年、東京大学石油工学科を卒業。1981年、カーネギーメロン大学ビジネス・スクールにてMBAを取得。
【職歴】
GEに入社する前は、日商岩井株式会社(現 双日株式会社)の石油ガス部門において、アナリストおよびマネージャーとして11年間勤務。1986年10月、事業開発マネージャーとして日本ゼネラル・エレクトリック(株)に入社。1988年、GEメディカルシステムズ・アジアに異動し、翌89年、GE横河メディカルシステムの事業開発開発部長に就任。1990年12月から約7年間にわたり、GEメディカルシステムズ本社(ウィスコンシン州ミルウォーキー)にて核医学、CT、MRをはじめとする主要部門のゼネラル・ マネージャーおよびグローバル・マネージャー職を歴任。1997年10月、GEメディカルシステムズ・アジアの社長兼CEOとして東京に帰任すると共に、日本人で初めて、ゼネラル・エレクトリック・カンパニーの副社長に任命される。2001年6月、同上席副社長に任命され、同時にGEプラスチックスの社長兼CEOに就任」。2003年1月、GEアジアの社長兼CEO、さらに2004年1月より日本ゼネラル・エレクトリック(株)の 社長兼CEOも兼任。2005年1月より現職。
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株式会社アクシアム イベント事務局
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