イベントジョブフェア

海外大学院合格者 ジョブフェア2005開催report2005.06.04

先日開催いたしました「海外大学院留学生ジョブフェア」にご参加いただきました企業さまのプレゼンテーション内容を簡単ではございますが、まとめさせていただきました。少しでも留学される皆さまのご参考になれば幸いです。

ご参加企業様一覧

  • GE
  • 日本イーライリリー
  • ファーストリテイリング
  • ジョンソン・エンド・ジョンソン
  • ウォルト・ディズニー・ジャパン
  • 日興シティグループ証券
  • ボストン コンサルティング グループ

企業プレゼン

GE

GEのビジネス

GEという会社を「何の会社」と定義しづらくしている要因が、事業部門の多さです。 現在、11個の事業ユニットから構成されています。 長期的に成長ができて、リターンが大きいという視点で常に「勝てる」事業を保有しています。 日本においては、11の事業部門全てが何らかの事業展開をしており、GEグループ全体の売上に大きく貢献しています。今後更なる売上の拡大を見込んでいます。

GEバリューとは

GEのカルチャーを語る上で非常に大切な概念が、「GE バリュー」です。 異なる事業グループを持つGEを1つにまとめる共通の価値観となっています。 採用や人事評価の基準となっており、社内に浸透していますし、非常に重要視しています。 また、GEが勝ち続ける組織であるためのベースとなっています。 「GEバリュー」の中のひとつにインテグリティー(誠実、倫理的公正さ)という概念があります。 Great Companyであるために、Good Companyでなければなりません。 パフォーマンスが出ない人は、トレーニングをすれば良いですが、インテグリティーに違反した人はGEで続けていくことはできません。

GEで働く魅力とは

GEで働く魅力をまとめると、次のようになります。
  • 真にグローバルな組織で世界中のトップタレントと切磋琢磨できる
  • 常に成長し続ける組織・無数の成長機会
  • キャリア展開の自由度・幅広さ
  • 独自の人材育成メカニズム、お互いに学びあう「学習する組織」
  • 公正な評価、健全な実力主義
  • オープンな社風
  • 人材の多様性
  • 「正しい」ことをする会社

インターンシップについて

インターンに関して、来年の夏に受け入れる人数は未定です。 昨年受け入れた、もしくは受け入れたいと言っている部門は以下の通りです。 GE プレゼン資料 サマーインターン: 1~3ヶ月 ウィンターインターン: (体験コース) 1~2週間(昨年実績:事業開発4名程度)
※インターンの期間につきましては、個別にご相談ください。
   

日本イーライリリー

医薬品業界について

医薬品業界とは、人の健康や生命など根幹にかかわる業界で、常に満たされていない治療上のニーズがあり、成長しつづける高収益な業界です。同時に、大規模な吸収・合併が起こっており、生き残りを掛けて競争しているチャレンジングな業界です。 医薬品業界は、人々の健康・生命に貢献することで努力が報われることを実感できる業界です。

日本イーライリリーのカルチャー

このような業界の中で、イーライリリーのミッションとリリー・バリューは次のとおりです。
【ミッション】
私たちは、人々が長生きし、より健康で豊かな生活を送ることができるよう、革新的な医薬品、信頼できる情報、卓越したサービスを通して、”いのちの尊さにこたえます。 (Answers That Matter)を実践します。
【リリー・バリュー】
創業以来128年の長きに渡って、3つのバリューを守り続けています。
  • Respect for People(人の尊重) 顧客、社員、株主、パートナー、コミュニティなど、私たちがかかわる人々を尊重します。 (このバリューから、人々がお互いを尊重し、オープンな議論ができる社風になっています。)
  • Integrity(誠実さ) 誠実で、倫理的、模範的な言動をとります。 (病気に苦しむ人々に関わる会社としても根幹となるバリューです。)
  • Excellence(卓越性の追求) 最高を目指すため、新しい手段や改善を追求します。 (優秀な方に能力を最大限発揮してもらうことも卓越性の追求の1つです。 国籍・年齢を問わず、能力や成果に応じた処遇をしていく考え方をしています。)
このようなミッションとバリューを掲げ、売り上げ目標については、2015年までに、現在の売り上げ規模の4倍を目指しています。

キャリアオポチュニティについて

会社の成長は、そこで働く方にとっては、大きなキャリアの可能性を秘めています。 海外へのキャリアの展開も可能となります。 MBAの方々の採用を積極的に行っている理由もそこにあります。現在日本においても、グローバルのファイナンスやマーケティングと協働して様々な仕事を行っています。 グローバルでリーダーシップを発揮できるような人材が日本のマネジメントに着く、または、海外で活躍し日本のプレゼンスを高めていく人材が必要です。 我々がMBAホルダーの方に求めるのはこのような人材で、幹部候補生という位置付けで、採用を積極的に行っています。

MBAホルダーの先輩社員からのメッセージ

キャリアフォーラム、企業説明会などでは、積極的にいろんな方の話を聞いて自分にフィットする会社に入社していただければと思います。

サマーインターンシップの特徴

日本イーライリリーのサマーインターンシップの特徴は以下の通りです。
  1. 実際のビジネスのプロジェクト 架空のプロジェクトではありません。実際に日本イーライリリーが置かれている状況、それに伴う戦略的な重要な事項について、プロジェクトを任せて、実際に社長などシニアマネジメントへ提言して、実行していきます。
  2. 日本イーライリリーは、インターンシッププログラムの経験が深い2001年以降、毎年10人以上を採用しています。組織として、インターン生を受け入れる土壌があります。
  3. 日本イーライリリーの社員、特にシニアマネージメントへのExposureが高い日本イーライリリーのインターン生への期待が高いです。
   

ファーストリテイリング

ファーストリテイリングの強み

ファーストリテイリングの強みは、他の小売業・アパレル業と比較をして、利益を上げる強さにあります。利益を上げる強さの源は、3つ。
  1. 規模の大きさを活かして、ローコスト経営を実現し、高い利益を出している。
  2. 販売に応じて生産を即、調整できる、高い生産調整能力。
  3. 高い店舗オペレーション能力を活かして、商品を売切る力
にあります。

2010年までのビジョン

さらなる成長を目指し、2010年1兆円を目指すビジョンを掲げています。 1兆円の内訳は、以下の通りです。 ァーストリテイリング プレゼン資料

海外大学院留学生へのメッセージ

今後、M&Aを実施していくにあたり、買収後のインテグレーションができる人材が不足しています。 海外大学院留学生には、M&Aや買収後のインテグレーションを行う役割を担ってほしいと思っております。 外資系企業とは異なり、自分たちがリードできる=自分達(日本本社)で全て考え実行できる環境がファーストリテイリングにはあります。

インターンシップについて

インターンシップはオーダーメイドです。 要望に合うように、ポジションやタスクの調整をいたします。 来年夏のインターンシップは、今年の冬から来年の3月にかけて決まる予定です。 興味ある方は、自分の興味がある内容を明記の上、下記までお問い合わせください。

コンタクト先

ファーストリテイリング人事部採用チーム Eメール:saiyot@uniqlo.co.jp 直通ダイヤル: 81-3-3730-7493    

ジョンソン・エンド・ジョンソン

ジョンソン・エンド・ジョンソンについて

ジョンソン・エンド・ジョンソンは一般には『バンドエイドR』『ワンデーアキュビューR』等の消費者向け製品で知られていますが、実際には、医薬品と医療機器が売上高の80%以上を占める「トータルヘルスケアカンパニー」です。 現在世界57ヶ国に約200のグループ企業を有し、創業以来119年間の平均成長率が11%という驚異的な成長を続けています。研究開発に売上高の10%以上を投資しており、付加価値の高い製品を開発することで、患者さんのQuality Of Life(QOL)の向上に貢献しています。 また、人を大事にする社風があります。モノを作っていますが、ヒトで動いている会社です。

世界各国でのチャンス

インターナショナルでの売上が拡大し、いずれ過半を占めるようになると予想しています。 日本を含めて、アジア、ヨーロッパ、アメリカ、南米など、世界各国でビジネスをやってみたい人を探しています。

先輩MBA取得者が入社した理由

先輩MBA取得者が、ジョンソン・エンド・ジョンソンに入社した理由は、Philosophy(Our Credo;我が信条)とOrganization(Decentralization)に惹かれたためです。 1つ目のOur Credoとは、以下の4つのお客様に対する責任のことです。
  • ユーザーである患者さん、赤ちゃん、家族、医者、看護師、病院経営者
  • 社員とその家族
  • 社会(グローバルな社会、工場)
  • 株主
Our Credoはビジネスのディシジョンに困った時の指標となっており、ジョンソン・エンド・ジョンソンの強みにもなっています。 2つ目のDecentralizationとは、ユニークな経営手法のことです。 ワールドワイドで10万人を超える大きな組織にありながら、ローカルビジネスは、それぞれが独立した組織で行っており、意思決定もローカルに権限を委譲しています。 例えば製品についても、アメリカから買ってきてそのまま売るのではなく、日本のお客さまに本当にマッチしているのか、または、日本の規制や保険にマッチしているのかを考えて、販売していきます。 そのような意味で、ジョンソン・エンド・ジョンソンは、大きい会社と思われるかもしれませんが、一つ一つは小さくフットワークの良い会社です。自社でスピンアウトをしたり、外から取り入れたりと、とてもユニークな会社です。 ユニークさは、入ってみないと分からないと思いますが、サマーインターンや留学後の就職先の候補として、ご検討いただければ幸いです。    

ウォルト・ディズニー・ジャパン

ウォルト・ディズニー・ジャパンのビジネス

ウォルト・ディズニー・ジャパンのビジネスを簡単にご説明します。 弊社では、東京ディズニーリゾート以外の、日本におけるディズニー・ビジネスを統括・運営しています。 ディズニー・ジャパンのビジネスは、4つの大きなセグメントに分けられ、管理部門が各セグメントの事業部をサポートしています。
  • Studio Entertainment (映画作品の制作・配給、ライブショー、音楽などの事業部門)
  • Media Networks (地上波、ケーブルテレビ、インターネットといったメディアにおけるコンテンツ資産の配給・制作およびライセンシング部門)
  • Consumer Products (ディズニー商品のライセンシングおよびマーケティング部門)
  • Parks & Resorts (米国ディズニー・リゾートへの日本人観光客誘致に関する業務部門)
  • Support Functions (人事、広報、経理、IT等の管理部門)

ディズニーブランドの7つの原則

ディズニーの社員は、全員が「ブランド・スチュワード」であり、ブランドを守り発展させる義務を担っています。 「ブランド・スチュワード」として理解しなければならない原則は7つあります。 この原則はディズニーが伝統的に大切にしている価値観と、人種や文化の垣根を越えて広く深く浸透している価値観から成り立っています。
  • Storytelling(物語性)
  • Innovation(革新性)
  • Fun(楽しさ)
  • Optimism(前向きな精神)
  • Quality(品質)
  • Community(共同体)
  • Decency(気品)

求める人材について

ウォルト・ディズニー・ジャパンは、新卒の採用はしておりません。 空席が出たときのリプレースメント採用や、新規事業・事業拡張時における新規採用時に、その職務に見合ったスキルを備えた人材の採用を、適宜行っています。 弊社が求めている人材は、才能にあふれ、やる気のある人材、つまり、皆さんのような優秀な方々です。 皆さんの先輩である、MBA取得者が採用されたポジションには、昨年1年間でもFinance Manager、Business Development Manager、Business Planning Managerなどがあります。 財務分析、事業開発・企画、マーケティング、それぞれの分野での優れたプロフェショナルな人材が求められています。 メディア・、エンターテイメント業界にご興味をお持ちの皆さん、ご留学中も折に触れてウォルト・ディズニー・ジャパンのことを思い出していただければ幸いです。 ご卒業前、就職活動を始められる際にご連絡いただければ、その時点でのポジションの可能性など具体的なお話をさせていただきたいと思います。    

日興シティグループ証券

日興シティグループ証券のカルチャー

日興シティグループ証券の人事制度、社内ポリシーは、シティグループのものを採用しています。 年功序列ではなく、成果主義となっています。

日興シティグループ証券の強み

経済活動のグローバル化によって、債券・株式の発行体(資金調達をするニーズ)、投資家(資金運用するニーズ)は、日本国内だけではなく世界各国のマーケットの流れを見て調達・運用していく必要が出てきています。 その両方のニーズに応えることができるのは、日興シティグループだけなのではないかと思います。 同業他社との違いは、アメリカでは旧ソロモン・ブラザースと旧スミスバーニー、ヨーロッパでは旧シュローダー、日本では日興コーディアル証券という、それぞれのマーケットにおける長い歴史を持った投資銀行の力が集まって、各地域でいままでにないビジネスを展開することができる点にあります。 つまり、日興シティグループが日興コーディアル証券のリテールのネットワーク、日本国内では110箇所ありますが、日本の地方の発行体・投資家とのリレーションを持っています。地方の発行体が、どのような性格の会社で次に何をしようとしているのかを常に把握しています。 日本全国のネットワークを持っていて実際に機能しているのは、他のウォールストリートファームの投資銀行の中では日興シティグループだけです。 一方で、グローバルを見てみると、ヨーロッパの発行体が発行する証券をシティグループのネットワークを使って入手して、日本の地方の投資家に販売できるのは日興シティだけです。 邦銀は、日本の地方のネットワークを持っていますが、海外のネットワークを持っていません。 世界中の投資家にアクセスできるネットワークを活かして、シティグループは、世界市場において引受業務では常にトップクラスの位置を占めています。同様に、日興シティグループは、2005年における国債入札ランキング、株式引き受け額、ならびにIPOの分野で、それぞれ日本市場で1位を獲得しています。

採用活動について

採用のプロセスについて、MBAを中心に説明します。 MBAの1年生の方は、毎年秋に、日興シティグループの社員が米国各地のキャンパス、あるいはキャンパスの近くに訪問する際、またはボストンキャリアフォーラムの会場で面接、場合によってはその後、電話・ビデオインタビューを行います。 そして、1年目と2年目の間の夏休みに東京でサマーインターンを行います。 2年生の方は、オンキャパスまたはキャンパス近くでミーティングを行います。 ボストンキャリアフォーラムでも可能な限り面接を行います。その後、場合によっては東京で面接、最終的にオファーというプロセスになっております。 インターンの対象部門は、以下の通りです。
  • Investment Banking
  • Research
  • Sales & Trading (Fixed Income / Equity)
インターン期間中は、できるだけは仕事に触れていただいて、日興シティグループの戦力となっていただけるかという意味での評価がなされます。期間中はメンターがついて、気軽に相談ができるようになっております。

入社後の研修

世界中の新卒MBAを集めて、NYで2ヶ月ほど行われます。 基礎やケーススタディをディスカッションしながら勉強をしていただきます。 その内容は、商品知識、アカウンティング、タックスなどバラエティに富んでいます。 同業他社の新卒の人からも羨ましがられているプログラムですから、大きく成長するステップとなると思います。    

ボストン コンサルティング グループ

ボストン コンサルティング グループについて

ボストン コンサルティング グループ(BCG)は、世界に60のオフィスを構える、 経営戦略コンサルティングのリーディングカンパニーです。

経営コンサルティングとは

BCGが行う経営コンサルティングとは、各業界のトップ企業の経営者の悩みに対し、解を提示することです。 そのために、我々は常にクライアントと一緒に考え、クライアントにとって実効性の高い戦略を創出することを目指しています。 経営者の悩みに応えるためには、戦略論やマーケティングといったツール、ロジカルシンキングやスライドライティングのスキルに加えて、何よりもクライアントに役立ちたい、新たな付加価値を生みたいというパッションが必要となります。

ボストン コンサルティング グループをお勧めしたい方とは

こんな方々には、ボストン コンサルティング グループをお勧めします。
  • 本質をとことん考え抜きたい人
  • 自分を鍛え上げたい人
  • 経営者と働いてみたい人
  • 喜ばれることを楽しみにできる人

コンサルティング経験は不問

コンサルティング経験は不問です。 MBAに限らず、海外での学びを企業変革に役立てたい方、社会にインパクトを与える仕事をしたいという方に、ぜひ応募していただければと思います

インターンプログラムについて

実際のプロジェクトの一部に携わっていただきます。期間は2週間の無給プログラムとなります。 来年のサマーインターン募集については、9月末頃から弊社HP上で告知を開始します。 問合せ先 人事採用グループ 日下/田中 Tel:(03)5211-0457/0719 E-mail:recruiting@bcg.co.jp

お問い合わせ

本イベントについてのお問い合わせは、下記連絡先までお願いいたします。

株式会社アクシアム イベント事務局
Email:event@axiom.co.jp