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転職コラムコンサルティングの現場から
メールマガジンに連載させていただいたコラムのバックナンバーです。
転職市場、そしてキャリアコンサルティングの現場で起こる日々の出来事から、成功へのヒントを感じていただければ幸いです。
コンサルティングの現場から 第44回 2006.08.10
面接でしばしば聞かれる“ドキッとする質問”
夏の高校野球全国大会、『甲子園』が始まりました。今年はどんな「怪物」が現れ、どんなドラマが繰り広げられるのでしょう?とにかく見ていると元気が出ます。
さて、今回は転職活動中の方々に向けて、ちょっと実践的な話をさせていただきたいと思います。面接でしばしば聞かれる「ドキッとする質問」について。
採用の面接では、実にさまざまな質問が投げかけられます。当然、質問には意図があります。
答えの内容そのものを知りたい場合や、必ずしもその内容に関心があるわけではなく、答えにいたる思考プロセスを見たいと思っているケース、その答えから推察される強みや弱み、人間性などを知りたいと思っているケースなど。
答える上で重要なのは、質問者の意図を汲み取り、自分の言葉で的確に『答える』ということです。決して「模範的な答えを考え、対応する」ということではない点、頭に留めておいてください。
AXIOMが運営するサイトでも、『よくある面接Q&A集』と題して代表的な質問に回答例をつけ、面接における採否を決定づけるポイントなど、実践的なアドバイスとともに掲載しています。
いろいろなサイトに想定問答などが掲載されていますが実際に投げかけられる質問の中には、突然聞かれるとドキッとするものもあると思います。あわててその場で答えに窮してしまうことのないよう、どんな質問があるのかだけでも知っておくとよいかもしれません。
以下に「ドキッとする(かもしれない)質問」の例を挙げます。詳細の説明(質問の意図の解説)などは省きますが、まずは見てみてください。
- あなたは、運のいい人ですか?
- あなたを動物に例えると?
- 当社(あるいはこの業界)の問題点はどこだと思いますか?
- 最近あなたが面白いと思った映画(または本)を私が見たくなるように薦めてください。
- 弊社があなたを採用すべきだと思う理由を挙げてください。
- あなたが今在籍している会社の社長になったら、真っ先に取り組むことは何ですか?
- 今の日本は何が一番問題だと思いますか?
- あなたが仕事上で最も誇れる実績は?なぜ、それはうまくいったと思いますか?
- 仕事における、失敗体験を教えてください。もう一度同じことを任されたら、今度はどのようにしますか?
- ところで、日本にタクシーは何台くらいあると思いますか?その数字は、どうやって算出しましたか?
- 一番困難だった仕事は?それをどうやって乗り越えましたか?
- 仕事上で、倫理的に問題がある(やりたくない)と感じたことはありますか?そのとき、どうしました?
などなど…。
いかがでしょう?質問の意図は推定できましたでしょうか?お分かりかとも思いますが、上記の質問の半分近くにおいて「それはなぜ?」「なぜそう思う?」という質問が続きます。
実は、そちらのほうが知りたいのですね。意図さえわかれば、それほど困ることもないと思います。
ご質問などあれば、お気軽にお問い合わせください。