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転職コラムコンサルティングの現場から
メールマガジンに連載させていただいたコラムのバックナンバーです。
転職市場、そしてキャリアコンサルティングの現場で起こる日々の出来事から、成功へのヒントを感じていただければ幸いです。
コンサルティングの現場から 第31回 2006.05.11
30歳からのキャリアチェンジは難しい? vol.1
0歳前後の方からの
- 「製造業からインターネット業界への転職は可能か?」
- 「未経験だがマーケティング関連へキャリアチェンジして経験を積みたい」
- 「MBA取得を機にファイナンス関連の職種にキャリアチェンジしたい」
といったご相談が増えています。
一般的に、28歳くらいまでであれば『ポテンシャル採用』という形での採用が多いので、未経験の業種、職種へのキャリアチェンジも比較的容易にできるといわれています。ところが、28歳を過ぎ30歳位になってしまうと、採用側も徐々に『経験や実績』を問う場合が多くなり、未経験業種や職種への転職が難しいといわれることが多いようです。
さて、本当に30歳を過ぎるとキャリアチェンジは難しいのでしょうか?
結論は、「No」。ツボを押さえれば30歳からのキャリアチェンジも可能です。実際に30歳以降も業界や職種を変えた転職で成功している方は多くいらっしゃいますし、弊社でも異業種・異職種からスカウトをさせていただくことがしばしばあります。
ちょっとした『ツボ』さえ押さえれば、実はキャリアチェンジの可能性は大きく広がるのです。では、その『ツボ』とはどのようなものなのでしょうか?
そんなに難しいことではなく、基本的には「経験を生かす」ということ。その生かすべき経験を次の3要素でしっかりととらえ、それを軸に展開することがポイントになります。
- to Whom:顧客は誰だったか?誰に対して仕事をしてきたか?
- What:何を提供してきたか?どんな付加価値を生み出したか?
- How:どのような方法でそれを達成したか?
例えば、証券会社で機関投資家向けに営業をしていた方が、『to Whom』を軸に「事業会社のIR職」という同じく機関投資家向けに情報発信をしていく仕事にキャリアチェンジをして成功しているなどという例があります。また、データベースのエンジニアとして経験を積んできた方が、『What』であるデータマイニングを軸に、それを『How』として使っていくマーケティングリサーチ職に展開している例もあります。
次回、さらに具体的な例を挙げながらそれぞれの要素について、もう少し詳しくご案内したいと思います。