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転職コラムコンサルティングの現場から
メールマガジンに連載させていただいたコラムのバックナンバーです。
転職市場、そしてキャリアコンサルティングの現場で起こる日々の出来事から、成功へのヒントを感じていただければ幸いです。
コンサルティングの現場から 第13回 2005.12.08
10年前、そして10年後
今年も残すところあとわずかとなりました。
一年を振り返ってみると、今年も悲しいニュースや物騒な話題が多かったように思います。ハリケーン「カトリーナ」やスマトラの大地震など大きな天災もありましたが、一方で、JR福知山線の脱線事故などは「人災」とも言える事故であり、人と組織のあり方について深く考えさせられるものでした。
また、今年は「変化の年」でもあったと感じます。
ライブドア vs. フジテレビ、楽天 vs. TBSの株騒動も社会に大きなインパクトを与え、多くの人が「会社は誰のものか?」を考えるようになり、M&Aを身近に感じるようになったのではないでしょうか。
総選挙での自民の記録的な勝利も、小泉首相の勝利ということだけでなく、日本人の政治に対する意識に大きな変化をもたらした出来事です。政治、経済、社会が今後さらに変わろうとしていることを象徴する年であったように感じます。
ふと気になって、10年前はどんな年だったかと思い、重大ニュースなどを掘り起こしてみました。バブル崩壊後まだ間もないこの年(1995年)は「阪神大震災」「地下鉄サリン事件」など、衝撃的な事件が多かった年でした。
また「三菱銀行と東京銀行の合併決定」「1ドル79円75銭の超円高」「ウインドウズ95の登場でインターネット元年となる」「野茂投手、大リーグで新人王」「携帯電話の急激普及開始」など、やはり多くの分野で変化が始まった年でした。
こうして考えると、この10年の間に、携帯電話やパソコンのように新たに「当たり前」になったことと、「年金問題」のように当たり前だったはずことがそうでなくなったことがあり、当時からはほとんど想像のつかなかった様々な変化が起こったことを実感します。
来年、そして10年後、果たして日本はどうなっていると思われますか?
間違いなく、今はまだ予想もできない変化が起こっていることでしょう。皆様には、今後の10年もその変化に対応し、しっかりとしたキャリアを作っていただきたいと思います。私も、皆様のご活躍を通じ、社会に良い変化をもたらすことに貢献していきたいと思います。